歯科医院に行くとほぼ必ず撮影するレントゲン。妊娠中の方は特に被曝量を気にされますが、実際歯科のレントゲンはどの程度の被曝量なのでしょうか。
普通に生活していて、私たちは一人当たり年間自然放射線を2.4ミリシーベルト浴びています。
東京からNYまで飛行機に乗ると往復で0.19ミリシーベルト被曝します。
歯科のデジタルパノラマX線という、口腔内全体が撮影できるレントゲン
これを撮影すると0.003ミリシーベルト被曝します。
医療法施行規則では以下のように定められています。
医療法施行規則(線量限度)
第三十条の二十七第三十条の十八第一項に規定する放射線診療従事者等に係る実効線量限度は、次のとおりとする。ただし、放射線障害を防止するための緊急を要する作業に従事した放射線診療従事者等(女子については、妊娠する可能性がないと診断された者及び妊娠する意思がない旨を病院又は診療所の管理者に書面で申し出た者に限る。次項において「緊急放射線診療従事者等」という。)に係る実効線量限度は、百ミリシーベルトとする。
一 平成十三年四月一日以後五年ごとに区分した各期間につき百ミリシーベルト
二 四月一日を始期とする一年間につき五十ミリシーベルト
三 女子(妊娠する可能性がないと診断された者、妊娠する意思がない旨を病院又は診療所の管理者に書面で申し出た者及び次号に規定する者を除く。)については、前二号に規定するほか、四月一日、七月一日、十月一日及び一月一日を始期とする各三月間につき五ミリシーベルト
四 妊娠中である女子については、第一号及び第二号に規定するほか、本人の申出等により病院又は診療所の管理者が妊娠の事実を知つた時から出産までの間につき、内部被ばくについて一ミリシーベルト
歯科のデジタルパノラマX線は300枚撮影しても1ミリシーベルトには届きません。
レントゲンは直視できない部位の状態を知る大事な検査です。
必要最低限に必要な部位の撮影をする分には身体に問題はありませんので、医師の診断のもとに撮影を行いましょう。