20代男性 割れた奥歯を抜いたあとインプラント治療を行った症例

治療前

治療後

はじめの相談内容 「歯が割れてしまったのでインプラントを入れたい」とご相談いただきました。
診断結果 拝見したところ、右上の奥歯(第1大臼歯)が割れていました。
歯が割れている状態を放置すると、歯を支える骨が溶けたり強い痛みが出たりする恐れがあります。
そのため、割れた奥歯を抜いたうえで歯の機能を補う治療が必要と診断しました。
行った治療内容 割れた右上の奥歯を抜いたあとの治療方法として、以下を提案しました。

①部分入れ歯
両隣の歯にバネをかけて装着する取り外し可能な人工歯
メリット:治療期間が短く、費用も抑えることができる
デメリット:装着時に違和感があったり、噛む力が弱かったりする場合がある

②ブリッジ
両隣の歯を削って土台にして、橋を渡すように被せ物を装着する方法
メリット:比較的短時間で治療が終了する
デメリット:土台にするため両隣の健康な歯を多く削る必要があり、装着後の清掃が難しい

③インプラント
顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に被せ物を装着する方法
メリット:周囲の歯に負担をかけずに治療でき、自然な見た目と噛み心地が期待できる
デメリット:入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長く、費用も高くなる傾向にある

④矯正
歯を動かして欠損部を調整する方法
メリット:自然な歯並びに整えられる
デメリット:治療期間が長くなることがある

患者様は両隣の歯を削らずに済むこと、噛む力が強いため丈夫な治療方法を希望していることから、③のインプラントによる治療を選択されました。
また奥歯は噛む力が強くかかる場所であるため、インプラント上部に装着する被せ物の素材にはセラミック(白い陶材)の中でも、とくに耐久性に優れたジルコニアを採用しています。

まず、インプラントの埋入位置・角度・深さを正確に誘導するためのガイド(インプラントガイド)を用いて、埋入位置をしっかりと確認しながら埋め込みました。

経過観察後、骨が再生していること、インプラントが骨にしっかりと固定していることを確認してから、インプラントに取り付ける被せ物を作製するための型取りを行っています。

後日、完成したジルコニアクラウンが歯にぴったりと合っているか、噛み合わせに問題がないかを確認したうえでインプラントに装着し、治療を終了しました。
治療期間 7回
費用 約440,000円
【内訳】
CT撮影、インプラント体、ガイド製作、スクリュー、被せ物
治療のリスクについて ・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療中

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