1月9日と10日の2日間コースで、MAOアカデミーに参加してきました。
MAO(Molar-oriented Aligner Orthodontics)は、歯を抜かない矯正治療(MOO:Molar Oriented Orthodontics)をベースにしたマウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療のこと。有本博英先生と賀久浩生先生によるインビザライン矯正の話を中心とした勉強会です。
こちらは講義に加えて様々なケーススタディ、臨床上のコツやテクニック、最新情報を学べる場となっています。
「非抜歯矯正」のインビザライン矯正とは
歯を抜かない矯正は、「床矯正などで無理に拡大する」「かえって出っ歯になる」という批判的なイメージが持たれています。
歯は、唇や頬、舌の筋肉とのバランスが取れたところで安定しています。よって、ただ歯を並べるだけでは、後戻りを起こす可能性が高くなります。
MOOでは、最初に臼歯の位置を立て直すことや筋肉の再教育を大切にしており、長期的に安定した状態をキープすることができます。
よって、この治療は”抜かない”を目的とするのではなく、結果的に”歯を抜く必要がなくなる”だけなのです。
子供から大人まで8割以上の方が歯を抜かずに矯正治療をすることができています。
また他にも下記のようなメリットもあります。
- 加齢による変化が起こりづらく、アンチエイジング効果がある
- 骨格を支える奥歯がしっかりすることで、顔のバランスが整う
- より魅力的な笑顔になる
こんなにメリットがあると安心して治療が受けられますよね。MOOをベースにしたインビザライン矯正はオススメです。
MAO2day+1セミナーを受講して
マルチブラケットと呼ばれるワイヤー矯正に比べて、インビザラインは革新的な装置です。しかし、その分、インビザラインを包括的に学ぶのは難しいとも言われています。
それはセミナーをしている先生方の考え方が一定しておらず、治療のゴールが様々だからです。
だから、私たちも常に学び続け、新しい情報を取り入れていく必要があります。
このセミナーでは講師の先生方が試行錯誤して得られた、最も確実と思われる知識を伝えてくださいました。
素晴らしい内容だった他にも、セミナーで出されたお昼ごはんがとても豪華。
こんなに美味しいご飯が出されたのははじめてです。私たち受講生のモチベーションもあがり、大満足の2日間となりました。