古田 晶子
一本50万くらいするインプラント。高額な治療費をかけて噛めるようにしたものの、将来さらなる治療は必要ないのでしょうか。
最近わかってきたのが
インフラ オクルージョン(Infra Occlusion)
と言う症状がインプラントをしてから年月が経つとみられることがあります。
インフラオクルージョンとは、インプラントが取り残された状態になること。
どういうことか詳しく説明します。
50歳以上の人でも骨は成長し続けています。
それとともに天然の歯も延びてくるのです。
しかしながら、インプラントは骨に頑丈にくっついているため動きません。
周りの歯は動くがインプラントは動かない
ので、
治療が終わった時は綺麗に並んでいた歯が年月が経つとずれてきてしまう方がいらっしゃるのです。
約10パーセント未満の人にみられ、長顔面の人に多くみられます。
ちなみに私は長顔面です。昔よりも歯が出た気がすると思っていました。
まだ成長していたんですね。
インフラオクルージョンの中でも
特に中切歯(前歯)に見られる症状をインサイザルステップと言います。
前歯は、ずれてくると患者さん自身も気づきやすいので別名があるのでしょうか。
でも、奥歯もずれてきます。
天然歯は前方(前歯の方に向かって)に成長するので
インプラントした歯とその1つ前の歯との間に食べ物が詰まりやすくなってきたら、
インフラオクルージョンかもしれません。
結論:インプラント自体は一生モノではあるが、上の被せ物はやりかえが必要な可能性がある
ですから私たち歯科医師は将来こう言ったことが起きる可能性を患者さんに説明し、
それを踏まえた治療をしていく必要があります。
患者さんも先を考えて審査診断してくれる歯科医師に治療してもらってくださいね。
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古田 晶子「槙原歯科オリナス錦糸町インプラントセンター(錦糸町)」
「バイオクリニック東京(渋谷)」
「三好デンタルクリニック(二子玉川)」に勤務中です。
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